夏の雨が…

本日、ダンス公演「夏の雨」の脚本、演出家の大塚京子さんの葬儀が大久保駅付近の教会で行われました。

この公演の責任者のSさんが広島から駆け付け、一緒に参列しました。

先月8月13日に原爆にまつわるダンス公演三部作の最終章「夏の雨」の公演を念願の広島で行ったばかりの大塚さん。

公演日の時にはすでに白血病は悪化し入院していたので、本来なら舞台袖で読むはずだった詩も録音によるものでした。
残念ながら舞台を直接みることは出来なかったけど、親族が広島での成功を報告した際、涙を流してうなずいていたそうです。

共演した東京ダンサーの方と久しぶりの再会。
こんな場でと。

いろんなことを思い出した。
公演のことはもちろん、今まで出会ってきた人たち、最近会えてない人たち。

もし今回の舞台に参加していなかったら、言葉でしか聞いていなかったと想う。
たった一つの作品が彼女と私をつなげて、彼女の最後を見送る場に立ち会うことが出来た。


今出会えた人たちの別れはいつか必ずくるけど、その時ちゃんと挨拶したいなとつくづく想いました。
これからもずっと ずっと。
そして後悔しないように動き続けようと想いました。

公演の前の時には大量のメールと電話にご迷惑もかけましたが、皆様の御協力のおかげで無事公演を終え、大塚さんも安心して、神の元に行くことができたのでしょう。

改めてお礼申し上げます。

そして自分も出来る限りのことはやっとので今日のお別れをきちんとすることが出来た気がします。その瞬間は一度きりしかないので、おわってしまってもっと頑張っておけばよかったでは遅いのです。その瞬間を大事に。

私は仏教徒ですが、彼女はキリスト教なので最後に祈らせて下さい。アーメン。素敵な舞台をありがとうございました。